music grrrl talk: COMPUTER MAGIC

宅録女子”というものに内心飽き飽きとしていた。どうしてそんなふうに、家にこもって音楽をつくる女の子を奨励するような言葉が生まれるんだろう、ライブをする女の子のほうが絶対かっこいいのに。なんて思っていたけれど、COMPUTER MAGICはその愛くるしい表情をみてひとめで好きになり、そんな憎たらしい考えはどこかへ行ってしまった。

Danz(ダンジー)は21歳のDJであり、ブロガーでもある。もともとブログで自分を表現することを好んでいたDanzは、大学進学のためにNYCに引っ越してきた時期を期に、音楽で自分を表現することに夢中になり始める。ベッドルーム・ミュージックなんて言葉で表現するには足りないようなエレクトロ・ポップであり、まさに「Computer Magic」の名の通り、わたしたちに機械的な魔法をかけてくれる。

どことなく憂いのある夢うつつな曲調にも中毒性がある。ひとり部屋の中でつくられていた女の子の音楽は、ネットの波に乗って世界中で話題となり、たくさんの人に知られるようになった。日本のCM音楽にも器用されるようになり、2015年4月には来日も決定*、今度は本物の海を渡ることになる。

これからの彼女は、わたしたちにどんな魔法をかけてくれるのだろうか。まだまだ目を離すことができそうにない。

 

(2015.3 SHORTCAKES AND A GIRL#1より)

 

*2015年4月に渋谷WWW、今池TOKUZO、京都Metroにて3公演が開催された。その後、2016年2月にも再来日し、東京・名古屋・京都・大阪にて4公演を行い、好評を博している。(2017.1.23追記)